「須賀川市市民交流センター tette」内に1月にオープンした
『円谷英二記念館』へ行って来ました。
記念会内は撮影禁止なので、この外観のみで...
4件となり(画像左)には、円谷英二氏の生家跡があり
現在、喫茶店と小さな資料館(SHOT M78)が有ります。
その中には、昨年制作しました「円谷英二氏の生家 大束屋・味噌蔵」が展示してあります。
是非、現地に行ったら立ち寄って下さい。
いよいよ11日「円谷英二記念館」がオープンします。
「円谷英二・ウルトラマン・ウルトラセブン」の3人をレーザー彫刻した
完成サンプルをオープンに合わせて持って行く予定でしたが
諸々の事情の中、断念...
商品サンプルのみを本日発送しました。
開館当日には、円谷さんのお店で見られると思います。
来年1月11日開館の「円谷英二記念館」のオープンに合わせて
円谷英二生家跡に立っている、モニュメントの模型を制作
大束屋さんで販売用とする為のサンプルです。
版権確認の為、ウルトラマン・セブンのデータは入れてません
採用されるかどうか...
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「円谷英二記念館」のオープンが来年1月11日に迫って来ています。
それに合わせて、
「円谷英二 生誕の地」にある、
モニュメントの模型サンプルを制作中
採用されるかは未定ですが、
色んな思いを込めて作っています。
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先日、
福井テレビと福島テレビで合同で取材された
制作や納品の様子が
明日「福井テレビ」で夕方 6:00〜の
ニュースの時間に報道されます。
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須賀川の地元新聞「マメタイムス」に掲載されました。
取材当日は、
福島テレビさんとマメタイムスさんの2社で
走行550kmの疲れを癒す間もなく、
到着するなり、しゃべり続けて大変でしたが
こうやって報道されると苦労の甲斐も有ります。
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味噌蔵を挟んで3ショット
今回の制作は、ブログで経過は見てもらえても
現物は初めてなので
円谷さんにお見せするまでは緊張しました。
普段は、現物なり詳細な資料を基に作るのですが、
私も現物や詳細を知らなく
自分で似てるか否かの確認も乏しく
実際の味噌蔵を見た、生き証人の円谷さんからOKを頂くまでは不安でした。
しかし、当時を振り帰り
感慨深く見て頂いた時は、
胸のつかえがとれて、何とも言えない満足感でした。
天国の円谷英二さんも
この蔵を見て頂ければ、この上ない幸せです。
これからここに来て頂ける人々が
特撮の神様のルーツの一端として
私と円谷誠さんとで作った
この味噌蔵を見て頂き
円谷英二さんを思って頂ければ
模型も末永く生きてくれる事でしょう。
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当日の搬入からの様子を
福島テレビさんに取材して頂けました。
初めて完成された模型を見る円谷さんの様子など、
リアルな納品シーンや
模型の内部までも、しっかり撮影して頂けました。
今回は
福井テレビと福島テレビの2社共同での大掛かりな取材報道になりました。
「FTV テレポート プラス」で放送予定です。
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明日、福島 須賀川へ納品に行きます。
今回テレビの取材を、福井テレビと福島テレビの2社合同で行い
福井テレビは先日収録が終わり
明日は「福島編」が、納品と同時に収録が行われます。
模型の一般公開は明後日より行いますので
近くの方は、是非見に来て下さい。
尚、制作が先ほどまで、ギリギリ掛かってしまいました。
制作過程は撮影済みですが、アップが遅れています
後日、工程順に見どころなどのコメントを添えて
アップしますので
ご期待下さい。
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妻側には作りが有りますが
側面はあっさりしています。
外壁の板は、木材を貼って間違い無かったです。
電源やスィッチを納めたベースに
アクリル製のケースが被ります
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薄暗い電球が
蔵の良い感じを出しています。
1・2階の風通しで奥の床に通気口が有ります。
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机の灯りはオイルランプ
机には小刀や鉛筆も
現代からはかけ離れた、物や情報の少ない時代に
英二さんは宇宙を見ていた
自分で作っていながら感慨深いです。
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飛行機の写真や書籍を見ながら
模型の飛行機を作っている様子です。
一途に模型作りに集中せず
時に空を仰ぎ見ながら作っている
英二さんならではの、広い視野を再現しました。
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屋根を開けた所から
英二さんの部屋が
2階全ての面を作って小物を置きましたが
開口部はこれだけ
そっと垣間見れる様に、控えめに開けています
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中をのぞくと奥深く味噌樽が見えます。
左手前には2階へ上がる階段
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LEDで裸電球を再現
薄暗い中で味噌樽が見える
予想通りに仕上がりました。
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雨どいの排水回り
祠・樹木の下回りもリアルに再現
ここまで来たら楽しんでます。
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蔵が映える、シンボルツリーの接着
祠の接着
敷地に雑草などの緑や小石を加えます。
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雨どい
軒樋・竪樋共、これも現代の塩ビパイプで無く
トタン製で現在の物よりも直径も一回り小さく
錆も付けました。
幼少の頃、古い家に有ったのを思い出します。
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カギ七と屋号を入れ
扉・庇を接着
妻側が出来上がり
模型に重量感が出て来ました。
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庇の表面を古いつもりで
トタンの波板で作ってましたが
良く考えるとこの時代は波板はまだ無く
急遽トタン平板に変更
もちろん材料はプラスチック製です
]]>制作に集中してしまったので、
画像を取れずに、一気に飛んでしまいました。
屋根は4色塗装して、色にもばらつきを出し
古い時代の質感を出しています。
これだけ大きな模型だと、木目や色の違いも必要なので
外壁の板は、木材を塗装して1枚づつ貼っています
扉や入り口も接着して、蔵らしくなって来ました。
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色んな道具などを資料を基に作り
各所に納めています
紙物は当時の資料や画像を集めて
しっかりプリントしています。
当時の福島の新聞も有ります。
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1階や2階に納める道具類
当時の物が少し残っていました。
1月の打ち合わせ時に、見せて頂いたものです。
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完成時には小さな窓からしか見れないのですが
制作途中の全体像を
見えないですが、右手前が階段
奥に畳をひいて部屋にしていました
住宅ではないので、雑然とした道具などの中に部屋が有りました。
特別な部屋
薄暗くて静かな空間
本を読んだり、模型を作ったりと
没頭してたのでしょう
英二さんにとっては、正にこれが「基地」だと思います。
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2階奥に、後から畳を置いただけの英二さんの部屋
小さな机で、沢山の想像と創造をしてきたのでしょう
机には飛行機の写ったアルバムも置いてあります。
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英二さんが幼少の頃、大事に持っていたアルバム
円谷誠さんから模型の資料として、
原本をお借りする事が出来ました。
新聞の切り抜き写真も貼ってあります
この写真を見て、大空に夢を馳せていたのでしょう
これがこの蔵の「核」になるものです。
手前に写っているのは、1/24サイズの模型
机の上に配置します。
現代とは遥に少ない情報量の中で大事な資料だったのでしょう。
]]>漆喰の塗装です。
白に幾つかの色を混ぜて塗っています
やっと蔵を作っている感じになって来ました。
作業机の前には大きな窓を誂え
目の前に緑の茂った、福井のシンボル足羽山を見ながら作っています。
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表皮をコートして、大体の形になりました。
なかなか良い感じに出来ました。
後は、蔵に合わせて枝ぶりを直したり、色を加えたりと
最後の取り付けの時まで待機です。
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切れそうな葉に気を使い
ひたすら良い感じに束にして
枝を太くして行きます。
暑い夏には涼しげな作業です。
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特殊な針金に接着して
エアブラシで彩色を2回
葉の表面に光沢をコート
葉と言えども、手間が掛かります。
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大束屋の味噌蔵に有ったシンボルツリーは
センダン (栴檀)と言う木
春には花が咲き、
秋には黄褐色の、サクランボの様な実が成ったそうです。
1/24に換算して葉の大きさが3mm程になるので
葉先のギザギザも再現しつつ、
イラストレーターで作図して
レーザーカッターで色画用紙をカットしました。
厚みもあまり付けられないので
ちょっと触ると葉が切れそうです。
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ようやく蔵全体が組み立て上がり、
全貌が出来て来ました。
大きいです。
屋根のくり抜かれた所は
英二さんの部屋を垣間見れる所です。
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中学生の頃を写真を参考に
イメージして作っています。
当時はまだ着物を来ています。
今日7月7日は英二さんの誕生日とされています。
後の調べでは、10日だったそうですが
宇宙からウルトラマンを作ったDNAは
七夕の空に有ったのかも知れません。
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塗装とウエザリング(汚し)を施して、完成
一家に置くには大きな祠です。
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1点のみの写真と、円谷さんのお話を元に
プラ板のみを使って制作
何度か福島を訪れて、気付いた事ですが
昔は祠を設けていた所が多かったそうです
新築の家の敷地にも、壊されずに古い祠が有る所が多いです。
これは福井の田舎にも無い、地域の特徴でしょうか
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1階土間を作り、味噌樽を彩色して固定
入り口の勾配は、木目を出す為に木材を使用
汚れた感じを出すのはお手の物です。
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1階に備える大きな味噌樽
これも原型を作りシリコン型を起こし
ウレタン樹脂を注型したものです
10個作りました。
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瓦の複製中の合間に
2階に収める、棚・道具類と
階段(はしご)も制作
これも現存する物も参考にしています。
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複製したウレタン樹脂の瓦を貼り付けています。
今回は1シート瓦が6枚繋がったものを使っていますが
制作コストと時間が許せたら、
1枚1枚じっくり貼り付けたい所です。
きっと楽しい事でしょう
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英二さんが使った机を再現
この時代(明治)の物を作るのは、
昭和に生まれた私には、もう一つ前の時代なので
少ない資料を検索して、ちょっとサイズも小振りにしました。
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1月の須賀川での打ち合わせで、
見せて頂いた
蔵に納めていた物
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複製と塗装を施して、出来上がり
塗装は3色に、ウエザリング(汚し)をしています。
シリコンによる複製は
非常に作業効率が良いです。
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英二さんは、2階の一部に畳を敷いて部屋にしていました
丁度、同スケールで
リアルな表面の良いキットが有ったので
それを使用
畳縁は付いて無いので、良い色合いのテープを貼り付けて表現
色焼けた感じを出す為に、さらにエアブラシで手を加えました。
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円谷さんから実際に見せて頂いた、
現存する桶を
原型を作り、シリコンで複製
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ウレタン樹脂で、作業の合間に沢山複製しています。
今回このシートが、300枚ほど必要になります。
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これに関しては、画像での資料が一切ありません。
円谷さんからお伺いしたもののみで、
時代や他の資料を参考にして行きます
内部は、はだか電球での照明のみで
天井部分は殆ど見えなくなるので、
他の箇所に力を入れるべく、省略します。
質感とコストを考え、柱と外の板壁は木材を使用します。
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細かなパーツや小道具作りが多く、
本体は接着剤や塗装のの乾燥時間も十分に取りたい為
逆にパーツ制作に並行しながらの制作です。
この模型は
外側だけで無く、内部も覗き見る事が出来るので
屋根も一部開口し
1・2階の内部も作り込みます。
また、建物の幅は50cm以上あり、屋根にはウレタン樹脂の瓦も乗るので、
壁・屋根共に強度も増しています。
強度をしっかり保つ事は、
完成時が完成で無く、
模型を完成時のまま、長く変わらず残す為の
S MODEL WORKS(自分)のこだわりです。
とは言え、今までの外見だけの小さな建物とは、随分違い
予想以上に手間取ってます。
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シリコン型が出来上がり
ウレタン樹脂を注型
上手く複製出来るか、緊張の一瞬...
気泡も皆無で、綺麗に流れました。
さあ、これから量産に入ります。
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シリコン型の制作
ウレタン注型の時、
気泡が入らぬ様にする為、原型の配置が重要です。
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サーフェイサーを吹いて、原型が完成。
時間と手間が掛かりました。
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3Dプリンターで作ったものを接着してシート状にしました。
データ上で、合わせる事も簡単に出来ますが
あえてアナログの手作業を選択
こうする事により、微妙な瓦のずれがリアリティを出してくれるはずです。
デジタルは便利だと思って、全てを頼ったら行けません。
それにしても、小さく薄くて大変でした。
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光造形(紫外線による樹脂硬化)の3Dプリンターによる出力
わずか1辺が12mmの小さな瓦が出来ました。
厚みも0.7mmと、
通常の手作業による、樹脂粘土やプラ板を材料とした造形では
さぞ大変だった事でしょう
次はこの出力した瓦を重ね合わせて、ある程度の塊を作り
シリコンで型取りします。
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「福井県工業技術センター」で、3Dスキャンが完了です。
実物から、はるかに小さくなるので、解像度も下げています。
これを「福井ものづくりキャンパス・デザインラボ」にて、
光造形(紫外線による樹脂硬化)の3Dプリンターで出力します。
出来上がりが楽しみです。
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今回の屋根瓦の制作では、
本物の瓦を3Dスキャン ⇒ 光造形3Dプリンターで出力
⇒ シリコンで型取り ⇒ ウレタン複製 と言う工程で行きます。
1/24の大きなサイズなので、しっかり作ります。
また原型になるものは、折角なので
円谷さんに送って頂いた、福島県・須賀川産の瓦を使います。
建物で一番先に目に付く、屋根も抜かり無く作って行きます。
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まずは、蔵の特徴でもある「掛け子の扉」の制作から
階段状に施す事で、火の粉の侵入を防ぐ知恵です。
4段下げて厚さ10mm超えてます
小さなパーツですが、思いを込めて...
時間が掛かりました。
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色々な準備期間を得て、本日から制作開始です。
建物の殆どをプラスチック(ポリスチレン)の板から加工します。
市販のB4のプラバンでは小さくて間に合わないので、2×1mの板を用意
今回は1/24と大きな建物模型なので、芯の板厚は3mmにしました。
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